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所長ブログ「ケンさんが往く」
2023.07.24
弁理士には文系と理系があり、理系弁理士の扱う対象は発明(実用新案を含む)です。
ちなみに文系弁理士が扱う対象は意匠、商標です。
発明は、特許法第2条に規定されているように、自然法則を利用した技術的思想です。
自然法則とは、広辞苑によると狭義では自然界に関する法則であり、広義では社会法則や心理法則のうち、道徳や論理の法則である規範法則を除くものということです。
話が難しくなりましたが、私の理解では、自然法則は大きくは物理法則と化学法則に分かれるのではないか、と思われます。
理系弁理士も大きくは物理系と化学系に分かれますね。
私は物理系であると自認しています。化学式で表現される化学法則は大学の教養化学程度の知識しかありません。
物理法則は、私考えるに、数式で表現できる法則ということになりますかね。
確率統計によって社会現象や心理現象も数式として表現できるようになり、その結果、社会法則や心理法則も自然法則の中に取り入れられたということでしょうか。
AI関連の出願を取り扱うようになって、学生の頃に習った確率統計や行列等の数学理論の価値を再認識する今日この頃です。