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所長ブログ「ケンさんが往く」
2024.03.09
ロシアのウクライナ侵略やイスラエルのガザ進攻を引き合いに、我が国の防衛力強化の声が勢いを増しています。
防衛力強化ときて真っ先に上がるのが軍備増強ですね。
我が国もこれから5年計画で何十兆円という血税を注ぎ込むということです。
しかし防衛力強化は軍備増強しかないのでしょうか。
考えてみれば軍備増強というのは絶対的な到達点が無いものですね。
つまり敵国に対して常に上回らなければならない、という相対的なものです。
ということは、一度軍備競争に参加すると到達点はなく、永久に競争することになります。
一方で、敵のロケット弾攻撃から身を隠す防空壕や避難路の確保、一発のロケット攻撃で大惨劇を引き起こす可能性のある原子力発電所の耐久化、そして何よりも、腹が減っては戦ができぬ、自国民の食糧確保。
良く考えると、国の防衛のためには、軍備を増強して事を構える以前に、やることが一杯あるような気がします。
と、ここまで考えて、際限のない軍備の増強は国の防衛に本当に必要なのだろうか、という疑問が浮かびました。
インドのガンジーが唱えた「非暴力不服従」。
日本国憲法第9条の精神は、まさにこの「非暴力不服従」なのではないでしょうか。
ということで、「非暴力不服従」についてちょっと学んでみようと思っています。