所長ブログ「ケンさんが往く」

2024.09.09

蓼科のこと

3-4年前から夏は長野の蓼科へ行くようになりました。

といって、別荘を買って夏の間は蓼科に居る、という優雅なものではないです。

 

家内との唯一の共通の趣味がゴルフなので、ゴルフのやれる避暑地ということで、なんとなく蓼科を選びました。

 

2日間ゴルフをやり、行き帰りに各一日ということで、3泊4日のささやかな旅です。

 

行く前は余り知らなかったのですが、蓼科というのは諏訪湖の背後の霧ヶ峰のある車山と八ヶ岳の間に広がる高原で、三井なんかの東京資本によって別荘地が開発され、この別荘地に付随する形でゴルフ場がいくつかできているという感じです。

 

麓の諏訪湖周辺には諏訪大社があり、昔の中山道に近接した古い町並みにはいくつかの造り酒屋が今でもあります。

 

また、明治以降はここから幾人かの産業資本家が出たようで、諏訪精工舎とこれから発展したエプソンは有名ですし、北沢バルブ(今はKITZという社名のようですが)や片倉工業なんかもここから出ているようです。

 

諏訪には美術館もいくつかあり、文化の匂いも濃いようです。

 

そして蓼科ですが、ゴルフ場や別荘地だけでなく、高原野菜やソバの畑が広がり、それらを耕作する古くからの農村集落が点在する風景も広がります。

 

ゴルフをやるために軽い気持ちで訪れるようになった蓼科ですが、諏訪も含めて多様な顔を見せる奥深い場所であるようです。