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所長ブログ「ケンさんが往く」
2024.10.14
私の愛読(?)する雑誌「NIKKEI ASIA」がこの10月からネット配信のみになりました。
週刊の英文雑誌なので読み切るというのはなかなか難しいです。
原則毎週火曜日に配達されていましたが、ちょっと油断していると、もう次号が来たのか、という感じで。
なんでそんなもの読むのかって?
もともとタイが好きなので「ASIA」なら面白そうだということと、ついでに、ある程度長文の英語を読むのに慣れようということで5年くらい前からとり始めました。
最初は分からない単語が出るたびにiPhoneの英和辞書を引くので時間がかかりました。
特に、ネイティブのライターの記事は語彙が豊富でしかも文章構成も複雑(気の利いた表現)なので辞書を引きまくり、という感じです。エッセイのようなものは特に難しい。
その点は日本人ライターの、現地レポートみたいなものは比較的すらすら読めます。
お蔭で、長文の英語を見ても怖気づかなくなり(笑)、外国代理人からのレターや外国出願の引例なんかも抵抗感が無くなりました。
私は昔から受験用に要領よく勉強するのが嫌いで(というか、できない)、例えば英検用の何の興味もない英文を読む気は有りません。
「NIKKEI ASIA」の良いところは記事の内容もさることながら、写真が素晴らしい。
英文雑誌って一般的に写真が良いですよね。
ぱらぱらとめくって写真を見ているだけでも楽しい。
ところが、最初に申し上げたように、この「NIKKEI ASIA」がネット配信だけになりました。
経費節減ということらしいです。
もう、ぱらぱらとめくって写真を見る、という楽しみは無くなりました。
いつでも手に取って、読み残したところ(そのページが折ってある)を読む、というのもやりにくい。
目も悪くなる。
良いこと無し、です。
出版社としては経費節減でしょうがない、ということでしょうが、なんか、雑誌という文化の自殺行為ではないか、と思わざるをえません。