所長ブログ「ケンさんが往く」

2024.10.14

タイの禁酒日

一般的にはイスラムの断食であるラマダンが有名ですが、本日のThe Pattaya Newsによると来る17日はオークパンサーという仏教行事で一日禁酒日になるようです。

 

私の記憶では確か年に4回くらいある宗教行事の日は禁酒日になり、一般の売店では酒の販売が禁止になり、街中のレストランでも酒は飲めません。

 

日本と同じ仏教ですが(日本の大乗仏教と異なり、上座部仏教)僧には厳しい戒律があり、そんな僧は、民衆から王様まで広い階層に尊敬されています。

 

オークパンサーは僧が3か月の特に厳しい修行を終える日らしいです。それなら普通はやっと酒が飲める、となるはずですが、何で禁酒日なんでしょうかね。

 

「葷酒山門を入るを許さず」というのは日本の禅寺の標語ですが、日本ではいつの間にか般若湯ということで、まあいいか、となっているようです。

 

タイではその点は厳しく、僧は一滴も酒は飲めません。

 

ではオークパンサーが何故禁酒日になるのか。長い修行ご苦労様です、ということで一般の人も禁酒をして僧の生活に思いを馳せる、ということなんですかねー。

 

実はタイは投票日の前の日も禁酒日になります。私はたまたまバンコクで、明日はバンコク都知事の選挙の日だということで、禁酒日に遭遇したことがあります。

 

旅行でバンコクへ行って、美味いタイ料理とビールを飲むことを楽しみにしていたのに、何たる不運、と大いに落胆したことがあります。もっとも外国人が多いホテル内のレストランでは酒が飲めるところもあったようですが。

 

なぜ投票日の前日が禁酒日になるのか。

もちろん仏教行事とは関係ありません。

飲んだくれて投票へ来ないのを防止するため、という嘘のような理由だと聞きました。