所長ブログ「ケンさんが往く」

2024.10.27

タイの旅行税(Traveling Tax)

来年からタイでは外国人旅行者から税を取るようにする、という法案が出ているようです。

飛行機で入国する者は300バーツ、陸路ないし海路で入国する者は150バーツだそうです。

 

仕事のために周辺国から入国する者はタダ。但しそのための特別パスポートを持っている必要があるとか。

 

そういえば、私が初めてタイへ行った15年くらい前には、出国時に税金をとられました。確か300バーツくらいだったと思います。したがって、両替えした中から300バーツを出国時のために残しておく必要がありました。これを忘れると、300バーツのために空港でまた要らぬ両替えをするはめになって、面倒なことになりました。

 

それがいつの頃だったか無くなって、コロナ前の最後の渡航の頃には昔は出国税(?)があったことなぞはすっかり忘れていましたが、昨日のPattaya newsで前述の旅行税のことを見て昔のことを思い出しました。

 

裕福な外国人旅行者から税金をとる。件の旅行税はタイ国内の旅行施設の充実やタイ国内での外国人旅行者への保険の費用に充てられるらしいです。しかし、前者は本来タイ国内の事業者が自分の費用で努力すれば良く、後者については旅行保険なんて自己責任でかけてあるので要らぬお世話だと言いたいですね。

 

旅行税なんてのは、なんとなく、裕福な外国人が来たのを幸いこれにタカルという図式に思え、その国が貧乏国だということを白状しているようで、タイよ、未だ発展途上国だったか、という思いを禁じえません。

 

もっともわが国でも、最近は普通の日本人では絶対泊れないような高級ホテルが富裕外国人向けに続々建っているようですから、日本よ、お前も発展途上国になっちゃったか、という感じではありますが。