所長ブログ「ケンさんが往く」

2025.04.13

タイの空港

東南アジアの空港としてはシンガポールのチャンギ空港が設備や雰囲気が良い空港として知られています。

 

最近のCNNのコマーシャルを見ても、チャンギ空港には滝なぞもあるようで、さらに楽しめる空港になっているようです。

 

チャンギ空港は15年くらい前に2回ほど利用したことがあります。その当時は滝なんかは無かったですが、タイやベトナム、フィリピン等の他の東南アジアの空港に較べれば、あか抜けた雰囲気はありました。

 

タイではその頃はスワンナプーム空港はまだ建設中で、ドンムアン空港が唯一の国際空港でした。細かいことは覚えていませんが、とにかく着いたとたんにムッとするような南国の熱気とナンプラの強烈な臭いが鼻をついたことだけは良く覚えています。

 

入国審査官のいかめしい制服と威圧的な態度、空港から出ると待合いのぼったくりタクシーや屋台。ああー、東南アジアに着いたんだなー、という感慨に浸ったもんです。

 

それから暫くしてスワンナプーム空港が開港し、国際線はそちらへ移ったので、ドンムアン空港へ行くことは無くなりました。

 

スワンナプーム空港はバンコク近郊の広大な農地や原野を潰して新たに建設された、見るからにスマートな近代的建物で、ナンプラの臭いも屋台の猥雑な雰囲気も全くありませんでした。ただ、入国審査官のいかめしい制服と威圧的な態度や、ぼったくりタクシーは暫く残っていました。

 

それもコロナ前あたりには、入国審査官もフレンドリーな感じになり、タクシーもメータータクシーに代わって(もっとも空港からバンコク市内へはメーターは全く使われなかったですが)徐々に東南アジア的雰囲気は払しょくされつつありました。

 

最近のPattaya Newsによると、スワンナプーム空港は、世界で最も改善された空港の3位に位置し、ローコストキャリヤ用の空港になったドンムアン空港はこの種の空港としては世界第8位にランクされたそうです。

 

空港に限らず、タイや東南アジアは5年も行かないと以前とは様変わりしますね。